- ちょうず
- I
ちょうず【手水】〔「てみず」の転〕(1)手や顔を洗うための水。
「~を使う」
(2)用便に行くこと。 また, 大小便を婉曲にいう語。「~に立つ」
(3)便所。 手洗い。 ちょうずば。「お~はどちらですか」
~を使・う(1)手や顔を洗う。 社寺などで, 参拝前に手や口を洗いきよめる。(2)用便を済ませる。IIちょうず【打ず】〔「ちょう」は打の呉音〕打ちたたく。 なぐる。III「見るに, ~・ぜんこといとほしく/宇治拾遺 9」
ちょうず【牒ず】回状をまわす。IV「東坂本の敵を一人も余さず湖水に追つぱめて滅ぼし候ふべしとぞ~・ぜられける/太平記 17」
ちょうず【調ず】(1)こしらえる。 整える。 調達する。「遽に煖炉を~・ぜしめて, 彼は西洋間に徙(ウツ)りぬ/金色夜叉(紅葉)」
(2)料理する。 調理する。「御前にて~・じて/増鏡(おどろの下)」
(3)調伏(チヨウブク)する。「験者の物の怪~・ずとて/枕草子25」
(4)こらしめる。 痛い目にあわせる。「この翁丸, 打ち~・じて犬島へ遣はせ/枕草子 9」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.